「人質司法」とは

「人質司法」という言葉を知っていますか。
刑事裁判には、無罪の推定という鉄則があります。
刑事裁判で有罪判決が確定するまで被疑者・被告人を犯人扱いしてはならず、一般市民と同じように扱うべきというルールです。
でも、実際には「無罪の推定」が及んでいるはずの被疑者・被告人が無罪を主張したり黙秘をしたりすると、自白を引き出すための身体拘束が長期間にわたり行われます。
家族や知人との面会が一切禁じられてしまうという「接見禁止」制度にも問題があります。
罪を認めなければ長期間にわたって身体拘束されるという日本の刑事司法の実務運用は被疑者・被告人の身体を人質にして有罪判決を獲得しようとするものだとして「人質司法」と呼ばれ、国際的にも強く批判されてきました。

ひとごとじゃないよ!「人質司法」

私たちの活動

私たちは、人質司法問題について、法律実務家や研究者へのヒアリング等の調査活動を行ったうえ、人質司法に関する各種イベントの開催やロビイング活動を通じて問題の立法的・実務運用的解決を図ります。

① 2023年5月25日

② 2023年6月30日

プロジェクト始動、シンポジウム「人質司法を考える」開催

③ 2023年6月〜

ロビイング、ヒアリングの実施。人質司法の実例を公開開始

④ 2023年10月2日(世界えん罪の日)

⑤ 2023年11月10日

参議院会館で人質司法サバイバー国会開催

⑥ 2024年2月22日

アジア・ソサエティGuilty Until Proven Innocentにて人質司法の解消を訴えるスピーチを行う

⑦ 2024年3月6日

記者会見 拘置所での医療問題

⑧ 2024年3月8日

⑨ 2024年10月2日

⑩ 2024年10月7日

記者会見 袴田事件と「人質司法」

  2024年10月18日

「人質司法データベース」公開

TEAM

刑事事件のえん罪被害者を支援し救済すること、えん罪事件の再検証を通じて公正・公平な司法を実現することを目指して2016年4月1日に設立された。これまでに2つの支援事件で無罪判決が確定した。

世界最大級の人権NGO。ニュー ヨー クに本部を置き、世界各地の人権侵害と弾圧を止め、世界中すべての人々の人権を守ることを目的に世界90か国で人権状況を監視している。

01.

ヒューマン・ライツ・ウォッチ報告書「日本の『人質司法』」

日本の「人質司法」保釈の否定、自白の強要、不十分な弁護士アクセス
2023年5月25日、世界をリードする人権NGO(非政府組織)であるヒューマンライツウォッチは、日本の「人質司法」について報告書を公表しました。多くの人質司法に関する事例を集約し、刑事司法に関する改善を求めています。

02.

「人質司法」からの脱却を求める法律家の声明

2019年に合計1,010名もの法律家や研究者が「人質司法」からの脱却を求めました。

04.

人質司法事例

実際に人質司法に苦しんだ方々の体験談を集めました。

03.

「人質司法解消法」要綱案

イノセンス・プロジェクト・ジャパンの研究者と弁護士が人質司法を解消するのための法律要綱案を作成しました。

06.

データベース

人質司法についての情報を発信しています。

05.

人質司法解消に向けたオンライン署名

人質司法を終わらせるためのオンライン署名に賛同団体として参加しています。既に2万2000人以上のもの署名が集まっています(7月23日現在)。ご協力のほどよろしくお願いいたします。

07.

コンテンツ

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