「人質司法」という言葉を知っていますか。
刑事裁判には、無罪の推定という鉄則があります。
刑事裁判で有罪判決が確定するまで被疑者・被告人を犯人扱いしてはならず、一般市民と同じように扱うべきというルールです。
でも、実際には「無罪の推定」が及んでいるはずの被疑者・被告人が無罪を主張したり黙秘をしたりすると、自白を引き出すための身体拘束が長期間にわたり行われます。
家族や知人との面会が一切禁じられてしまうという「接見禁止」制度にも問題があります。
罪を認めなければ長期間にわたって身体拘束されるという日本の刑事司法の実務運用は被疑者・被告人の身体を人質にして有罪判決を獲得しようとするものだとして「人質司法」と呼ばれ、国際的にも強く批判されてきました。
私たちは、人質司法問題について、法律実務家や研究者へのヒアリング等の調査活動を行ったうえ、人質司法に関する各種イベントの開催やロビイング活動を通じて問題の立法的・実務運用的解決を図ります。
キャンペーン始動、シンポジウム「人質司法を考える」開催
ロビイング、ヒアリングの実施。人質司法の実例を公開開始
意見表明「真実は曲げられる」
参議院会館で人質司法サバイバー国会開催
アジア・ソサエティ”Guilty Until Proven Innocent”にて人質司法の解消を訴えるスピーチを行う
記者会見 拘置所での医療問題
「人質司法解消法」要綱案を公表
意見表明「正義」は暴走する
記者会見 袴田事件と「人質司法」
刑事事件のえん罪被害者を支援し救済すること、えん罪事件の再検証を通じて公正・公平な司法を実現することを目指して2016年4月1日に設立された。これまでに2つの支援事件で無罪判決が確定した。
世界最大級の人権NGO。ニュー ヨー クに本部を置き、世界各地の人権侵害と弾圧を止め、世界中すべての人々の人権を守ることを目的に世界90か国で人権状況を監視している。