10月2日は「世界えん罪の日」です。世界中のイノセンス団体が、えん罪問題への関心を高めるべくイベントを行っています。2023年は、記念すべき「世界えん罪の日」第10回目にあたります。
日本のえん罪の原因の一つに、人質司法があります。 「ひとごとじゃないよ!人質司法」プロジェクトを開始したHRWとIPJは手を携えて、日本で初となる「世界えん罪の日」のアクションを起こしました。えん罪の温床となっている人質司法を解消し、えん罪のない世界に向けた輪を広げる一日にしましょう!
袴田事件の地元の静岡県で、中日新聞東海本社版(静岡)朝刊に「ひとごとじゃないよ!人質司法」のカラー広告を掲載しました。10月27日に再審公判が始まる袴田事件。人質司法がなければ、袴田さんが自白させられることもなかったでしょう。
青と白の対比が目をひくこの広告には、ちょっとした仕掛けが隠されています。ヒントは「真実は、曲げられる」。ぜひダウンロードして挑戦してください!
広告のデザインは、株式会社電通のコピーライター橋口幸生さんと、同アートディレクターの岩下智さんが、本プロジェクトの鍵マークのロゴとともに、ボランティアで作成してくださいました!
世界えん罪の日に先立ち、10月1日には中日新聞(静岡県版)が事務局長・笹倉のインタビュー記事を掲載しました。この2月にボランティアの学生らと袴田さんのご自宅を訪ねたときの写真が使われています。
問題意識広めねば―10月2日は「世界えん罪の日」/被害者支援団体事務局長の笹倉香奈教授に聞く
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