【学生ボランティア(甲南大学)】神戸質店事件が再審請求!応援に行きました

2025年6月26日に、IPJが支援する事件「神戸質店事件」の再審請求書が、弁護団によって大阪高等裁判所に提出され、IPJ、神戸質店事件を支援する会、国民救援会、たんぽぽの会、そしてIPJが支援する事件「今西事件」の今西貴大さんが弁護団の応援に駆け付けました。私自身は4月19日に甲南大学で行われた神戸質店事件のシンポジウムに参加したことがきっかけとなり、この事件について関心が高まりました。そのため、今回再審請求書が提出される様子を見届けたいなと思い参加いたしました。

当日は『えん罪のない世界へ』というバナーを持ち、裁判所前の通行人の方々に向けて緒方さんの無罪を訴えかけるスピーチを行ったりするなどの活動をしました。   

裁判所での記者会見後には支援者に向けた報告集会が行われ、弁護団から再審請求書についての説明や、今後に向けての意気込みが語られ、質疑応答が行われました。IPJの学生ボランティアが協力した実験と、心理学者による意見書という新証拠によって、確定判決では有力な証拠とされた「目撃証言」の信頼性が乏しいことが科学的に示されたことが説明されました。学生という形でも何かしらの形で貢献出来ることにやりがいを感じました。

今まで支援事件として勉強し、応援してきた神戸質店事件。再審に向けて新たな一歩を踏み出し、胸が熱くなりました。神戸質店事件を支援する方々ともこれまで様々なイベントで交流させていだきましたが、冤罪は本人、そして家族や友人の方々など、多くの人の人生を左右するものだと改めて考えさせられました。冤罪被害に苦しむ方々の力になれるよう、今後もIPJの活動に励んでいきたいと思いました。

【甲南大学2回生・立岩 ちさと】