プロジェクトのキャッチコピー「ひとごとじゃないよ!人質司法」。
ボランティアで考えてくださったのは、電通の橋口幸生さんです。現在、クリエイティブ・ディレクターを務める橋口さんは、トヨタや伊藤忠商事、「世界ダウン症の日」新聞広告などのコピーを手掛けられ、度々SNS上で話題を呼んできました。
今回のキャッチコピー作成について、橋口さんにお話を伺いました。
ーキャッチコピーを考える際に特に気を付けた点はどこですか?
各個人の思想に関わらず、より多くの人の当事者意識を高めることを目指しました。そのために共感を得やすい、親しみやすい言葉選びを意識しました。
ー 「人質司法」という言葉は難しすぎるとか、暗いという懸念の声もあったようですが。
「分かる人には分かる」という言葉の方が、キャッチーなことがあります。シャンプーのCMなどで「◯◯成分」と言われると、◯◯を知らなくても、気になりますよね。「人質」という言葉はインパクトも大きいので印象に残るキャッチコピーになると考えました。また、「人質司法」という言葉はすでに広く認知されているので、このまま使う方が効果的です。
ー 今後にどんな展開があるといいなと思っていますか?
この問題に興味がない人にも親しみがあるコンテンツとともに発信してもいいのではないでしょうか。たとえばウェブ漫画や、短い動画などですね。より多くの人が日本の人質司法に関心をもち、考えてくれるといいなと思っています。