甲南大学IPJ学生ボランティアは、「緒方秀彦さんを支援する会」の皆さんと一緒に、2026年8月26日に大阪高等裁判所で神戸質店事件についての広報活動を行いました。前回の3回目の三者協議での検察官の態度や、裁判官に証拠開示を積極的に勧める声明への署名が累計で5500筆になったこと、これまでの神戸質店事件の裁判の推移などについてです。
このような内容のチラシを、町行く人々に「ご一読おねがいします」などと声をかけながら配りました。最終的に配ることができたのは私たちに渡されていたビラの3分の2でした。渡せなかった3分の1はまだまだ冤罪という問題が発信しきれていなかったことの表れだという気がして、悔しい思いもしました。
私は神戸質店事件についてはネットに掲載されている程度の情報しか知りませんでした。今回、初めてIPJ以外の支援者の方々と会い、町行く人々に必死に訴えかける姿を見て、今まで小説やドラマ等でしか見たことのない冤罪が実在していることを改めて実感しました。
これまでの私のように冤罪があることを実感出来ていない方を大勢いらっしゃると思います。だからこそ、冤罪が実在しているという問題を広め、認知してもらうIPJの活動を続けていきたい、と深く考えるきっかけになりました。
【甲南大学1回生 戸倉侑海】
神戸質店事件の第4回・三者協議後の報告集会に参加し、1人の国民として司法制度にどのように向き合うべきかを学ぶことができました。
集会では、弁護士の方々から再審請求審での裁判所・検察官との協議内容やメディアとのやりとりが報告され、「緒方秀彦さんを支援する会」のメンバーやIPJも交えて真剣な議論が行われました。また、神戸質店事件と関連付けながら再審法の課題や改善点について学習しました。
弁護士の方々の話は難解で、学生全体に意見を求められた際も考えがまとまらず発言できませんでした。しかしIPJのメンバーとしてこのままにしてはいけないと思い、終了後にはなりましたが、未熟なりに考えをまとめました。
今回の報告会を通じて、司法を担う方々が一つひとつの事案に対し真剣に向き合っていることを実感しました。特に、「どのような証拠があるか」だけでなく、「その証拠によって何を証明するのか」を検討しなければならないことを知りました。ニュースやネットの情報を単に「そんな事件があった」と受け流すのではなく、国民として関心を持ち続ける姿勢が大切だと痛感しました。同時に、人の人生を左右する大きな力が与えられている司法担当者には、一つ一つの事件に対して誠実に向き合っていてほしいと思いました。私自身も、今後のIPJ活動も自分自身と誠実に向き合いながら取り組んでいきたいと思います。
【甲南大学1年生・二澤太雅】




