本日2026年3月26日、参議院議員会館の講堂にて開催いたしました第3回「人質司法サバイバー国会:大川原化工機事件『後』司法はどう変わるべきか?」は、会場が満員となる約160名の皆様にご来場いただきました。お越しくださった皆様に心より感謝申し上げます。
イベントには、14名の国会議員が会場に駆けつけ、人質司法の解消に向けた連帯のご挨拶をくださいました。また、4名の国会議員からも心強いメッセージを頂戴しました[後掲]。
超党派の議員、そして多くの市民が「人質司法は日本の刑事司法の構造的な課題で、解消が必要である」という認識を共有した1日となりました。
第3回の人質司法サバイバー国会は、2025年に国と都の賠償責任が確定した「大川原化工機事件」を軸に据え、人質司法がビジネス、そして家族にもたらすインパクトについて明らかにしました。
基調スピーチでは、大川原化工機の大川原正明社長、島田順司さん、故・相嶋静夫さんのご長男にご登壇いただき、人質司法の実態と、刑事司法の検証を含めた制度改革について語っていただきました。
トークセッションでは、人質司法サバイバーの家族の視点から語る人質司法の過酷さについて、鈴木貴子議員(衆議院議員)、相嶋静夫さんのご長男、今西えりさん(今西事件当事者の今西貴大さんお母様)にご登壇いただきました。さらに、大川原社長や高田剛弁護士(大川原化工機事件主任弁護人)、間下直晃さん(ブイキューブ代表取締役社長兼グループCEO、経済同友会規制改革委員会委員長)など、ビジネス界のリーダーを交え、人質司法が日本経済に及ぼすリスクについて、亀石倫子弁護士(IPJ)の司会で議論いただきました。多角的な視点から改革の道筋を検証しました。
「人質司法と家族」のトークセッションの司会を務めた今西貴大さんをはじめ、角川歴彦さん、江口大和さん、浅沼智也さん、クリス・ペインさん(東京拘置所に勾留中のためメッセージで参加)など、人質司法のサバイバーの当事者も集結し、国会に声を届けました。
さらに、人質司法、再審法改正など刑事司法改革をめざすリーダーの皆様にもスピーチをいただきました。ご登壇くださいました、神津里季生さん、周防正行さん、安岡崇志さん(以上、法制審議会新時代の刑事司法制度特別部会 元委員)、上田祐司さん(ガイアックス代表執行役社長兼取締役)、鴨志田祐美弁護士(日弁連再審法改正推進室長、大崎事件第5次再審弁護団共同代表)、河津博史弁護士(法務省これからの刑事手続に関する研究会委員)、坂口唯彦弁護士(日本弁護士連合会前副会長)、村山浩昭弁護士(元裁判官)に厚くお礼申し上げます。
今後も、会場の皆様からいただいた熱いエネルギーを力に変え、「ひとごとじゃないよ!人質司法プロジェクト」を推進してまります。皆様、本当にありがとうございました。
「ひとごとじゃないよ!人質司法」プロジェクト (ヒューマン・ライツ・ウォッチ × イノセンス・プロジェクト・ジャパン)一同
[国会議員によるメッセージのご紹介]
本イベントには、14名の国会議員の皆様にご出席いただき、直接ご挨拶を賜りました。あわせて、4名の議員の皆様より、人質司法の解消に向けた熱いメッセージをお寄せいただきました。厚く御礼申し上げます。ここに、4名の議員の皆様のメッセージを掲載いたします。
宮路拓馬(自民党 衆議院議員)
人質司法サバイバー国会」の開催、誠におめでとうございます。本日は鹿児島におりますため、参加できずに残念です。さて刑事司法の分野では、2016年刑事訴訟法改正により、取り調べの録音・録画が一部事件とはいえ義務化されました。そして今、再審法改正も議論されています。いよいよ、戦後80年間ほぼ手つかずと言ってよい「人質司法」に、正面から向き合う時ではないでしょうか。
串田誠一(日本維新の会 参議院議員)
冤罪はこの世の中で一番の人権侵害
井出ようせい(自民党 衆議院議員)
自民党 衆議院議員の井出ようせいです。
現在、冤罪被害者のための再審法改正に全力で取り組んでいます。
刑事司法手続きは、本来、真相究明のため、人権保護のためにあるもので、手続きありき、結論ありきのために刑事司法があるのではありません。
日本の刑事司法制度をより良いものにしていくために、これからも頑張ります。
西村智奈美(中道改革連合 衆議院議員)
引き続き法務委員会に所属しておりますので、人質司法の問題にもしっかり取り組んで参ります。


