IPJ10周年記念シンポジウム「DNA鑑定は間違いを犯すのか」

 IPJは今年4月1日に、前身である「えん罪救済センター」の発足から10周年を迎えました。これを記念して、10月31日(土)に東京でシンポジウムを開催します。 

「DNA鑑定は間違いを犯すのか-佐賀県警科捜研の鑑定不正を契機として」

 DNA型鑑定は、犯罪の捜査、裁判での有罪立証のために日常的に使用されており、一般に信頼性の高い証拠とみなされています。しかし、2025年9月には、佐賀県警察科学捜査研究所における鑑定不正が公にされ、その信頼性は大きく崩れました。8年以上見過ごされたさまざまな鑑定不正の深刻さは、その後の情報開示・検証の不十分さとあいまって、現在も波紋を広げています。DNA型鑑定は無罪の決定的な証拠となりうるにもかかわらず、鑑定試料の紛失、それをごまかすための記録の書き換えなども行われていました。このような鑑定不正は、えん罪を生みかねません。

 また、問題は、一つの科捜研、一人の職員の落ち度として矮小化されるべきではなく、システムの問題として受け止める必要があります。今回の不正発覚をきっかけに、日本のDNA型鑑定の在り方について、改めて問い直すことが本シンポジウムの目的です。

 当日は、IPJメンバーの富永洋一(佐賀県弁護士会)、平岡義博(立命館大学衣笠総合研究機関上席研究員)の基調報告の後に、鑑定不正が生じる原因、制度改正の方向性などを議論したいと考えております。
 近日中に、参加申込の受付を開始します。どうぞご予定ください!

◆日時 10月31日(土)13:30~17:00
◆場所 ビジョンセンター東京八重洲905号室
◆参加費無料