【学生ボランティア(甲南大学)】播磨社会復帰促進センターを訪問しました!

播磨社会復帰促進センターに参観に行く機会を頂きました。

施設に着いてすぐ、特別に、実際に収容されている受刑者と同じ食事をいただきました。この日のメニューは切り干し大根煮、とんかつ、キャベツ、麦ご飯でした。加古川の名物「かつめし」をアレンジしたものとのことです。男性受刑者の食事ということで私には量が多く感じられましたが、民間企業の方により栄養とカロリーを考えられた食事でした。

その後、施設参観をしました。

施設は放射線上に広がった形をしており、敷地は甲子園球場3個分とのことで非常に大きな施設でした。民間の企業の方が食事を作られていたり、受刑者の方々が畑で野菜の栽培や花壇の手入れに取り組まれたりしている様子を実際に見ることができました。受刑者の方々が作業をしているすぐ側を通り、作業の内容や様子を細かく教えていただくことができました。今までさまざまな刑事施設に行きましたが、これほどに近い距離を通らせていただいたことはなかったので少し驚きました。受刑者の作業には、給与ではなく社会復帰後の生活などのために「報奨金」が支払われますが、時給にすれば50円程であることや、「その作業が本当に社会復帰に繋がっていると思いますか」と問いかけられ、受刑者の作業実態と法制度が求める作業の役割とのギャップに向き合う中で、本当の意味での「社会復帰」の在り方について深く考えさせられました。さらに、受刑者の居室にも入らせて頂きましたが、畳3畳程の狭い部屋でトイレも丸見え、内側からのドアノブがないという状況で、プライバシーが十分守られているのかは疑問にと感じました。

最後に質疑応答の時間で、非常に和やかな雰囲気の中で様々な質問が飛び交いました。障がいのある受刑者の方々の更生に向けて専門家の方を呼んでいるのかや、高齢受刑者の社会復帰について、昨年6月から拘禁刑が施行されたことによる実務においての影響や、実際に働かれている刑務官の方々はこの改正についてどう思われているか、死刑制度についてどうお考えなのかなど、直接お聞きすることができました。

終始、施設の方々が明るく案内や説明をしてくださり、大変充実した参観となりました。また、民間企業と国が共同で運営する方式ならではの特色を様々な場面で感じることができ、非常に良い経験となりました。今回の施設参観での経験を今後のボランティア活動にも活かし、頑張っていきたいと思います。

この度は貴重な機会を頂き、本当にありがとうございました。

〔甲南大学法学部3回生  立岩 ちさと〕