【ニュースレター】vol.21を配信しました!

IPJ連続セミナー第2回 動画公開

IPJ連続セミナー

日本・韓国・台湾の刑事司法

―比較して見えてくるものとは?―

第2回動画を公開しました!

ご参加くださった皆様、ありがとうございました!

 7月6日開催の第2回では、韓国・台湾・日本の法科学と鑑定制度を取り上げました。講師は、平岡義博(IPJメンバー)がつとめました。講演ではまず、韓国と台湾との詳細な制度比較をもとに、日本の課題を明らかにしています。そして日本の法科学の信頼性を高めるためには、①鑑定を担う部署が訴追機関からの独立性を保てるような法整備、②鑑定資料の採取や保管に関するインフラ整備、③法科学教育などが必要であることを述べています。

指定コメントでは、徳永光(IPJメンバー)が、法律の観点から日本の鑑定制度を整理し、鑑定資料の採取や保管手続き、鑑定人の適格性・中立公平性、被告人側の鑑定の機会保障などに課題があることを示しました。改革にあたっては韓国・台湾から多くの点で示唆が得られると締めくくっています。

 ご参加くださった方からは、独立した組織の必要性が分かった、韓国や台湾の鑑定制度について初めて知ることが多かったといったご感想をいただきました。ぜひ動画をご視聴ください!

 次回は本連続セミナーの最終回です。8月3日(土)10時から、捜査のあり方を取り上げます。ご参加をお待ちしております。また、動画の拡散にご協力をいただけましたら幸いです。

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第1回動画はこちらから

■第3回 捜査のあり方
2024年8月3日(土)am10:00-12:00
講師:安部祥太(関西学院大学法学部、IPJメンバー)
コメント:西愛礼(大阪弁護士会、IPJメンバー)

【お申込み方法】
こちらからお申込みをお願いします。開始までに、ZOOMのURLをお送りします。

【主催】
一般財団法人イノセンス・プロジェクト・ジャパン お問い合わせはこちらから

国際セミナー「SBS/AHT事件における誤審と冤罪」

 8月9日に、IPJ共催の国際セミナーを開催します。

 日本では、SBS/AHT仮説をめぐる国際的な議論状況が十分に紹介されていません。近時は、内因性の疾患が疑われる三徴候事案が、SBS/AHTと誤診され、えん罪や誤った親子分離につながった事案が多発しています。

 そこで、SBS/AHT事件で訴追側・弁護側双方から数多くの鑑定を手がけ、法廷証言もしてこられたEvan Matshes医師(法医学者)を米国から講師にお招きしました。アメリカの議論状況をご講演いただくことで、日本での議論状況を活性化し、えん罪や誤った親子分離の防止につなげていきたいと考えています(通訳あり)。

 是非ご参加ください!お申し込みはこちらから。

人質司法解消のためのオンライン署名 開始!

 2024年6月27日から始まった人質司法解消のためのオンライン署名について、私たちIPJも賛同団体になっています。7月20日時点で、なんと2万2000通以上もの署名が集まっています

 この署名は国会でのロビイング活動や人質司法関係の裁判で使われることになります。ご協力のほどどうぞよろしくお願いします!署名サイトはこちらから。