甲南大学ポートアイランドキャンパスで行われた「異分野融合若手研究者の会」に、IPJ学生ボランティアが参加しました。全国から多くの研究者が集まり、自身が研究している内容について発表し、聞き手と討論を重ねました。
私たちはIPJ学生ボランティアの活動やそこで研究した内容について紹介しました。学外の方にIPJについて紹介する機会は貴重ですので、非常に良い機会になりました。
当日は口頭発表とポスター発表がありました。私たちはパワーポイントを用いて口頭発表を行いました。発表はIPJがどのような組織なのか、冤罪が起こる原因、IPJの活動実績という構成で行いました。聞き手の方はまさか現在でも多くの冤罪事件が起こっているとは思っていなかったのか、熱心に聞いてくださいました。
参加者は理系の大学院生の方の割合が多く、それぞれの方がどのような研究をされているのかを理解することは大変でしたが、自身の研究対象に熱心に打ち込んでいる姿、また自身の研究成果を楽しそうに発表されている姿に感動しました。各発表の後には質問タイムが設けられており、私が素人的な質問をした際にも快く答えてくださいました。他の方の質問を聞いていると、自身の研究と関連させた質問や現実に起きていることと関連させた質問もあり、多様な視点を養うことが出来ました。イベント終了後に発表者の方々とお話した際に、それぞれが自身の目標や社会が良くなってほしいという思いに向かって研究されていることを知りました。
この異分野融合若手研究者の会は、文系・理系を問わずさまざまな分野の知見を融合することによって新たな発見・視点を共有することを目的として開催されたそうです。日ごろ理系の分野について学習する機会は少ないのですが、この会を通して医療・宇宙・電子機器・生物学等、さまざまな分野に興味を持つことの重要性や異なる視点を持つ人との交流の重要さを学びました。
【甲南大学2年 溝端一登】
先日、「異分野融合若手研究者の会」というイベントに参加しました。
文理問わず、様々な研究をしている日本各地の学生たちが自分の研究内容を発表し、意見交換することを目的としている、学会のようなイベントです。日頃ボランティアとして活動を行っている私たちも、自分たちの活動を紹介する機会にしました。
発表には「ポスター発表」と「口頭発表」の2種類の形式がありました。ポスター発表では模造紙一枚程の大きさのポスターに研究内容をまとめ、そこで興味を持った方に説明を行うという形式で、口頭発表では大きめの講義室にてパワポを使いながら研究内容を説明し、その後に質疑応答の時間を設けるという形式でした。私たちは、口頭発表をしました。IPJとはどのような組織なのか、冤罪とはどういった原因で起こるのかなどをお話しました。聴衆は理系の方が非常に多かったように感じましたが、質疑応答にも積極的に参加してくださるなど、冤罪にまつわる現状について非常に興味を持っていただけました。
本イベントにて、ひとつ大きな衝撃を受けたことがあります。それは、「発表を行っている学生は、皆非常に好奇心が旺盛である」ということです。研究者の方は、自らの研究分野に少しでも有効活用できないか、この分野の研究はどういった点において有用なのか、今後どのように発展させていくのかなど、自らの専門分野外のことに関しても積極的に質問していて、その姿に感動しました。このような方々と交流できたことは、非常に貴重な機会でした。
本イベントでは様々な観点から物事を見る、ということの重要さだけでなく、物事に対し旺盛な好奇心を持つことの凄さについても学べました!
【甲南大学2年 近藤康介】


