2025年10月25日開催のシンポジウム(SBS検証プロジェクト等との共催)には、小雨の降る中にもかかわらず多くの方にご参加をいただき、会場はほぼ満席となりました。*写真は終了後の登壇者と参加者の記念撮影
 エヴァン・マッシズ医師による「基調講演」から始まり、IPJ支援事件である今西事件を含む3つの「事件報告」、青木信彦医師と秋田真志弁護士との「対談」、松野彰医師・小保内俊雅医師・君和田友美医師による「パネルディスカッション」(モデレーター:宇野裕明弁護士・川上博之弁護士)と続き、SBS/AHT仮説をめぐる検証のさらなる必要性が明らかになりました。また、「医師に対するアンケート結果報告」(報告者:徳永光)では、刑事裁判における専門家の役割について問題提起がなされました。質疑応答の中では、鑑定書の書き方や、セカンド・オピニオンのあり方についての指摘もあり、充実したシンポジウムとなりました。
ご参加くださった皆様、また開催に協力くださった各団体に心よりお礼申し上げます。設営や受付を担ったIPJ学生ボランティアによるレポートは近日公開予定です。
[参考] カンテレ「揺さぶられっ子症候群」事件の裁判を医学的に検証 東京で開かれたシンポジウムに登壇した弁護士『疑われた側が立証する構造に問題』専門医「不十分な情報での鑑定に懸念」


