2025年4月19日土曜日に、甲南大学岡本キャンパスで、IPJが支援する神戸質店事件を取り上げたシンポジウム「神戸質店事件シンポジウム――再審の未来を拓く――」を開催します。
神戸質店事件とは、神戸市内にあった質店の経営者が何者かによって殺害され、金品を強取されたとされる強盗殺人事件です。詳細はこちらをご覧ください。 → 神戸質店事件 – イノセンス・プロジェクト・ジャパン Official web site
イノセンス・プロジェクト・ジャパン(IPJ)は2023年より神戸質店事件の支援を開始しました。本件でもっとも重要な証拠とされた目撃証言に問題があるのではないかと考え、心理学の専門家立ち会いのもと目撃証言実験を実施しました。実験の際には学生ボランティアが被験者集めや、被目撃者の再現を行うなどの協力をしました。現在、弁護団は再審請求に向けて準備を進めています。
本シンポジウムでは、神戸質店事件の事案の詳細や再審請求の進捗状況や内容を説明するほか、再審制度について考えます。現在、再審法改正の議論が進められていますが、そこで議論されているとおり、再審制度には大きく分けて3つの課題があります。①再審請求審での証拠開示、②再審開始決定に対する検察官による異議申立て、③再審手続の整備です。これらをめぐる問題点や、解決のためにはどうするべきかを考えるために、神戸質店事件の弁護団の先生方とパネルディスカッションを行います。
シンポジウムへのみなさまのご参加をお待ちしております。
参加は無料です。お申込みはこちらからお願いします。 → 神戸質店事件シンポジウム申し込み、お問い合わせフォーム
【甲南大学IPJボランティア 横田麻奈】
