このたび、IPJ が共催するシンポジウム『それでもえん罪はなくならない ―連続無罪判決後、「揺さぶられっ子症候群(SBS)」問題は終わったか?―』を開催することになりました!
3月3日(金)夕方6時から、対面とZOOMを併用してのハイブリッド開催となります。
IPJが支援している 今西貴大さんの事件をとおして、えん罪の問題についてみなさまと一緒に考えたいと思っています。
ご参加にはお申込みが必要です。
対面参加は先着50名までとなっておりますので、対面でのご参加をされる場合は、お早めにお申し込みください。
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●●シンポジウム●●
それでもえん罪はなくならない
―連続無罪判決後、「揺さぶられっ子症候群(SBS)」問題は終わったか?―
●日時●
2023年3月3日 18時から20時
●会場●
対面開催:AP大阪駅前(JR大阪駅より徒歩2分) *先着50名様限定
https://goo.gl/maps/8RCQjmbPQ7gjQY8JA?_fsi=Tmtj42ug
*ZOOM併用でのハイブリッド開催です
●お申込み方法●
必ずお申込みをお願いいたします。参加費は無料です。
対面 → https://bit.ly/3QVmbq9 (先着50名)
オンライン → https://bit.ly/3HlbSsw
●開催趣旨●
「揺さぶられっこ症候群」という言葉をご存じですか?
医学的にはSBSやAHTと呼ばれるものですが、幼い子の脳内に出血が起きてしまった場合に、揺さぶって虐待したと疑われてしまうことがあります。しかし、世界的にはそのようなことが実際に起こり得るのかを疑問視する声も強く、SBS/AHTとされた事件について無罪判決が相次いでいる状況があります。
日本では、幼い子が脳に障害を負ったり、脳内の出血が原因で亡くなってしまったとき、「近くにいた保護者が揺さぶって虐待したのではないか」と疑われてしまい、無罪判決が確定した冤罪事件だけでもこれまでに9件あります。
今現在IPJで支援している今西事件も、傷害を負った子供の近くにいた今西貴大さんが揺さぶって虐待したと疑われ、まさに現在無罪を争っている事件の一つです。
今回のシンポジウムでは、一般の方や学生の方にも分かりやすいように、この今西事件について弁護団が解説を行います。また、冤罪に陥れられてしまい苦しんでいる今西貴大さんとご家族からのメッセージを紹介し、この揺さぶられっこ症候群の問題に取り組んでいるSBS検証プロジェクトの活動経過を紹介します。揺さぶられっこ症候群問題の第一人者である、イギリスの脳神経外科医・スクワイア医師もメッセージをお寄せくださいました。
冤罪問題とその救済の実態について、当事者やご家族、弁護士、研究者の声を、広く皆様に届けることができれば幸いです。是非ご参加ください。
●プログラム●
1.はじめに 川上博之(⼤阪弁護⼠会)
2.今⻄貴⼤さんの事件の現状
弁護団:秋⽥真志、川﨑拓也、⻄川満喜、湯浅彩⾹、川﨑英明(⼤阪弁護⼠会)
聞き⼿:IPJ学⽣ボランティア
3.今⻄貴⼤さんと家族からのメッセージ
4.家族会の活動の軌跡
菅家英昭(SBS/AHTを考える家族の会代表、今⻄貴⼤さんを⽀援する会代表)
5.海外からのメッセージ
ウェイニー・スクワイア医師(イギリス、脳神経病理医)
6.SBS検証プロジェクト5年間の歩み
古川原明⼦(⿓⾕⼤学)
7.IPJからの決意
西 愛礼(大阪弁護士会)
8. おわりに
笹倉⾹奈(甲南⼤学)
司会 宇野裕明・陳愛(⼤阪弁護⼠会)
●共催●
SBS検証プロジェクト
イノセンス・プロジェクト・ジャパン
SBS/AHTを考える家族の会
今⻄貴⼤さんを⽀援する会
●協力●
今⻄事件弁護団、⿓⾕⼤学犯罪学研究センター・科学鑑定ユニット
IPJ学⽣ボランティア(京都⼥⼦⼤学、甲南⼤学、獨協⼤学、⽴命館⼤学、⿓⾕⼤学)
KONANプレミアプロジェクト「冤罪事件の研究を通じた法教育の実践プロジェクト」
今西事件の詳細はこちら → https://innocenceprojectjapan.org/imanishi/
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