【学生ボランティア(立命館大学)】8月23日に交野女子学院の参観を行いました!

立命館大学 IPJ ボランティアでは、8 月 23 日に交野女子学院への参観を行いました。

今回の施設参観では、法務教官の方から少年院における基本的なことや交野女子学院の矯正教育などについての説明を受けた後に、実際の施設を見学に加えて様々な質問に答えていただきました。


法務教官の方からの説明においては、14 種類にも分けられている矯正教育課程や、出院までの三段階の達成目標、職業指導、進路指導など、少年院における社会復帰のためのきめ細やかな取り組みを学ぶことが出来ました。また、交野女子学院ならでは
の地域社会への貢献活動なども特徴的でした。


実際の施設見学では、少年たちが寝起きする部屋や矯正教育などを行う場所だけでなく、体育館やグラウンドなどの様々な場所を見ることが出来ました。その際には少年たちが作成した様々な作品も見させていただきました。実際の少年院を見学した中
で、少年院が小学校や中学校などの教育施設となんら変わりのないような場所であったということが強く印象に残っています。


その後、少年院に関する様々な疑問について、多くの参加者が法務教官の方へ質問を行いました。矯正教育課程における少年への対応の仕方、出院後のアンケートの活用やフォロー体制、出院や再犯に関する現実的な問題、ICT 教育に関することなどだ
けでなく、法務教官になるために必要なことについても教えていただきました。中でも、法務教官には少年に歩み寄るような姿勢が求められるのと同時に、適切な距離感をもって正しい教育を施すことが大切だと答えていただいたことが印象に残っていま
す。法務教官は、成長途中にある少年への慎重な接し方が求められる、非常に難しい職業であると思いましたが、その分やりがいがあるだけでなく、社会にとって必要不可欠なものでもあると学びました。


交野女子学院での参観を通して、改めて少年院が担う社会での役割を学ぶことが出来ました。今回の貴重な経験を、今後の司法制度などを考える際に役立てていきたいと思います。