高校生向けの講演会(出張講義)
京都女子大学IPJ学生ボランティアは、1月19日(金)と1月24日(水)に、京都女子高等学校で高校生に向けた講演会(出張講義)を行いました。
講演会では、京女IPJの活動内容や、私たちが独自に関心をもって調査した京都の痴漢事件と豊川幼児殺害事件について説明し、最後には刑事司法における問題点について、京女生としてのジェンダーの視点も踏まえながらお話させていただきました。
法律を学んでおらず、えん罪についての知識をもっていない高校生に対してどのように説明すれば理解してもらえるかを考えながら、メンバーでそれぞれ役割を分担し、資料作成などの準備を進めて当日に臨みました。
私たちにとって、講演会という場でお話させていただくのは初めての試みだったため、上手く説明することができるか不安でいっぱいでしたが、事件についてイメージしてもらいやすくするため、豊川事件の方では、現地での再現実験の動画を見てもらったり、痴漢事件の方では、実際に、被告人と被害者の位置関係や体勢を再現してみたりするなど、少しでも関心をもってもらえるよう工夫して、説明を行いました。
ここからは、講演会に参加してくれた高校生の感想と、京女IPJ学生ボランティアのメンバーの感想を掲載させていただきます。
参加してくれた高校生の感想
・今回のお話で、供述弱者の方々に対する理解をもちながら、取調べを行うべきだと思いました。
・今回の講演会でえん罪について詳しく知るまでは、テレビやニュースなどで犯罪を犯してしまった人の罪を疑ったことはありませんでしたが、普段のニュースをただ鵜呑みにしてしまうのではなく、その情報を自分自身で考え、えん罪ではないか、本当に逮捕されるべきだったのかを考える必要があると思いました。
京女IPJ学生ボランティアのメンバーの感想
・両日とも、私たちが思っていたよりも、IPJの活動やえん罪事件について興味を持ってくれた高校生が多く、嬉しかったです。資料作りなど、いろいろ準備するのが大変だったのですが、高校生が積極的に参加してくれている姿を見て達成感を感じるとともに、わかりやすく伝えるためにはどうすれば良いかを考えて工夫し、実際に説明をして意見交換をする機会を通して、私自身成長することができたと感じました。
最後に
高校生の皆さんが私たちの説明を真剣に聞いてくれていて、説明の途中で挟んだグループワークでは、疑問に思った点や興味を持った点について高校生から積極的に発言してもらうことができ、嬉しかったです。
また、私たちの活動について知ってもらうことができたため、とても有意義な時間になりました。
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(京都女子大学3回生 井上花音)
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