【学生ボランティア(立命館大学)】京都大学岡邊研究室と合同で映画「記憶2」上映会+中村すえこ監督アフタートークを実施しました!

〇概要
京都大学大学大学院教育学研究科の岡邊健先生の研究室と共催で、中村すえこ監督が少年院で少年院にいる少年や、少年院を出た後の少年を追ったドキュメンタリー映画「記憶2」の上映会を行いました。上映後には中村監督、中村監督のご友人で、少年院をでた少年たちの支援活動を行っている野田詠氏さんによるトークセッションが行われ、少年非行の実情や、少年院を出てからの問題についてご講演いただきました。

〇参加人数
8人
〇開催日時/場所
・2024 年 8 月 3 日(土) 13:00~17:00
・京都キャンパスプラザ4階第3講義室

〇感想
『記憶 2』の上映会を機に、初めて少年院を題材とする映画に触れることができました。映画を観るとき、非行に関わってしまった少年たちがそれぞれ家庭環境や人間関係が異なっているものの、何らかの悪影響が与えられたことで犯罪に関わったという因果関係があるという共通点もあり、みんなが少年院から出たら普通の生活をして、犯罪に関わりたくないと本気で思っていることに気づきました。特に、親から暴力が振られ、無関心に置かれた子が印象深かったです。彼は漫画家という夢を抱えて少年院から出て、自分の夢に向かって頑張ろうとしたときに親との関係が悪化したため、再び少年院に入るのは親が原因になることに納得できない彼は、やがて詐欺事件に手を染めてしまいました。
このような悲劇を起こさないように、社会復帰にさらに力を入れ、少年それぞれの事情をしっかり踏まえた上で、場合によって親から離れた場所に送るなどの措置をきちんととれば良いのではないかと考えました。
(I.O)


今まで自分の少年犯罪について知る手段としては、新聞や本などといった当事者から少し離れた媒体によるもであったものの、この映画は少年院に入所している男子に直接カメラを向け、撮られた映画であったためとても新鮮に感じ、また衝撃を受けました。そして新聞や本などではそれほど語られない「なぜ犯罪が起こったのか」ということを直接知ることができたため、貴重な機会に参加でき嬉しく思います。
(G.W.)

〇活動風景