「真実は、曲げられる。」 世界えん罪の日の新聞広告がACC アワードを受賞しました!

 日本最大級の広告賞で、クリエイティブ業界で活躍する関係者の大きな目標となっているといわれる、ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS(ACC広告賞)。

 なんと、昨年の世界えん罪の日の新聞広告「真実は、曲げられる」が、この栄えあるACC TOKYO CREATIVITY AWARDSを受賞しました!作成してくださったのは、電通の橋口幸生さんと岩下智さん。超ご多忙の中、「ひとごとじゃないよ!人質司法」のためにこの広告をプロボノで作成くださいました。おふたりは、たくさんの資料を読み込み、刑事司法の現状を勉強くださいました。そして私たちプロジェクトメンバーたちは、打ち合わせのたびに、広告のプロって本当にすごすぎる!と感動ばかりでした。本当にどうもありがとうございました。

 これを折り曲げると…

 実は、橋口幸生さんと岩下智さんは、昨年の世界えん罪の日新聞広告はもちろん、今年の世界えん罪の日の新聞広告「『正義』は、暴走する」も作成くださっています。アートディレクターの岩下さんは連休をつぶして、袴田巌さんが拘束されていた日数17,388日を表す3千個以上の「正」の字を書いてくれました。

 それだけじゃありません。実は、このプロジェクトのキャッチコピーである「ひとごとじゃないよ!人質司法」も、かわいい鍵のロゴも、プロボノで作成くださったのが、橋口幸生さんと岩下智さんです。いつも本当にどうもありがとうございます。人質司法サバイバー国会や記者会見で、大きく掲げたこのキャッチコピーとロゴを目にした方も多いのではないでしょうか。

人質司法の体験を語る大川原化工機事件の大川原社長(2023年11月 人質司法サバイバー国会にて)

 人を捕まえて過酷な取り調べで自白をさせる「人質司法」。袴田巌さんをはじめ多くのえん罪の温床となっています。今回のACCアワード受賞を通じて、「人質司法」の非人道性に関する世論が高まり、司法改革への機運が高まればと期待しています。


👉 橋口さんからのメッセージ:人質司法プロジェクトのキャッチコピーを考えていただきました!
👉 岩下さんからのメッセージ:「ひとごとじゃないよ!人質司法」のロゴが決まりました!