【学生ボランティア(獨協大学)】再審法改正の集会に参加しました。

2025年5月28日、「再審法改正を求める市民の会」主催の集会「市民のチカラで拡げよう、再審の扉」が開催されました。

本集会では、再審法の問題点とその改正の必要性を広く社会に訴えることを目的として、冤罪当事者やその支援者、法曹関係者らが登壇し、それぞれの立場からスピーチが行われました。私は、司会を担当させていただき、またIPJ学生ボランティアの一員として、お話しました。

集会では、再審請求における証拠開示の困難さや、裁判所の消極的な対応、そして当事者が置かれている過酷な現実など、多角的な視点から再審制度の課題が語られました。冤罪被害者の方々が語った言葉は、法制度が人間の尊厳を回復する機能を果たさないために、奪われてしまったことの大きさを感じるものでした。

制度の中に生きていると知らず知らずのうちに、その制度が正しいと信じ込んでしまいます。しかし、誰かの人生が奪われていくことに対して、改めて無関心のままではいけないと思いました。

声を上げ続ける方々がいること、また、その一員として参加できたこのことを忘れずにいたい、そう思える集会でした。このような機会をいただけたことに、深く感謝申し上げます。

獨協大学4年 佐藤和

先日の「再審法改正をめざす市民の会」主催の集会に参加し、冤罪の恐ろしさと、それを救済するための再審法改正がいかに重要であるかを改めて痛感しました。特に、袴田ひで子さんをはじめとした当事者の方々の言葉は、長年の苦しみと闘いの重みを感じさせ、胸を締め付けられる思いでした。

村山浩昭弁護士のお話にもあったように、現在の日本の再審制度は「偶然でしか冤罪を救済できない」という状況であり、これは決して他人事ではないと感じます。国会議員の方々からも力強い挨拶があり、法改正への熱意を感じた一方で、法制審議会の問題点など、まだまだ課題も多いことを知りました。

会場の席の多くは埋まっており、さらに自分と同世代の方や、それよりも若い参加者の方もいて、多くの方が再審法改正に関心を持っていることを改めて認識しました。この集会をきっかけに、私も周りの人々とこの問題について語り合い、法改正を更に後押しする世論の一助となれるよう、できることから行動していきたいと思います。

獨協大学3年 K.A..