【学生ボランティア(甲南大学)】えん罪問題を考えるシンポジウム「たんぽぽ集会」に登壇!

10月28日に神戸市で開催された、えん罪事件の当事者・家族、支援者の会「たんぽぽの会」のシンポジウムで、甲南大学IPJ学生ボランティアのメンバーが登壇の機会を頂き、活動について報告しました。学生ボランティアメンバーのレポートをお読みください!

同イベントには、IPJメンバーの湯浅彩香弁護士も登壇し、弁護人として活動をしているIPJ支援事件の今西事件・神戸質店事件のことについて講演しました。

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私は10月28日にたんぽぽの会主催で行われた、「なくそうえん罪救おう無実の人々」というイベントに参加しました。このイベントは第一部と第二部に分かれており、えん罪問題とたたかう団体や事件の当事者、関係者の方々が登壇しました。


第一部はIPJやTRY、再審冤罪事件全国連絡会などの団体の方のパネルディスカッションでした。私もIPJ学生ボランティアに所属している学生として、参加のきっかけ、そして私たちが行っている活動について話しました。IPJの活動や学生ボランティアの活動を知ってもらうことができ、イベントが終わった後に興味を持って話しかけてくれた方もいました。また、この会の前後で「TRY」という団体で活動している方と話すことができました。TRYは日本で暮らす難民や入国管理局で収容されている人の支援という活動をしている学生の団体です。その活動は、今はまだ世間に大きく知られている問題ではないこと、人権が侵害されている問題だということ、学生が活動しているなどでIPJの活動と似ているところがあると思いました。


第二部では、えん罪事件の当事者や関係者の方から話を聞きました。実際に当事者の方の話を聞くことで、調べて得た情報よりも問題の重さをより深く理解することができたと感じました。


私はこのイベントで、事件関係者の方から話を聞くことやえん罪事件の問題にかかわる方々、団体の方とつながることができ、とても貴重な体験になりました。


また、今回のイベントでは学生や若い世代が多く参加しており、その日関わった方はそのことをとても喜んでくれる方が多かったです。私も学生として、同世代の人にもIPJの活動や「えん罪」という問題について知ってもらえるようにしたいと思います。学生ボランティアとしてIPJの活動やえん罪事件の被害者の方の力に少しでもなれるように今後も活動を続けていきたいです。   
                             【甲南大学法学部2回生・栗岡周平】

*このレポートは、甲南大学地域連携センターの活動報告に掲載したものを修正し、再掲したものです。